蛍子の場合 1

近自分でもヘンだなと自覚していた。
でもとめられない、意識とかではないもっと自分を動かす本能のようなもの・・・

蛍子は23歳のOLである。
胸はいわゆる巨乳で小さい頃はこれが原因でよくいじめられたりもしたが
今は人の注目を浴びる的でもある。

そう「人の目」それは蛍子にとって全てである

最初は偶然だった。

電車に乗ってすぐに尿意を感じたがたいした事はないだろう
と思っていた。

だが5分もしないうちにこらえられなくなった。
電車の中はスシズメ状態である身動きも取れない・・
とても次の駅までもちそうになかった。
「あっん・・・どうしよう・・もう・・あっ!」

幸いというかその日生理であった為大きめのナプキンを着用していた蛍子は
つい、こらえきれずその場で失禁してしまった。

耐えていたせいだろうか、思った以上に量があり、あっという間にナプキンの許容量は超え
横からあふれストッキング伝いに床に溢れ出した。
周りには一瞬にして尿の鼻をつく匂いが充満したが幸いスシズメ状態で誰がしたかなど
確認できなかった。

「ションベンくさくねぇ?」「誰だよモラしたヤツ!」などのぼそぼそ声が聞こえてくる
そのとき蛍子は・・・・

「はっひいぐっ」
我知らず絶頂に達していいた、それはみなに知られるかも・・というスリルと失禁と言う
背徳行為からなのか・・・とにかく今まで味わった事ない快感が背中を貫いていた。

次の駅で蛍子はそそくさと降りそのままトイレに駆け込んで激しい自慰行為にふけった。

その後はエスカレートする一方であった。
最初は厚手のナプキンを二枚重ねにして人前での放尿行為を楽しんだ
、しかしやはりそれでは思いきりと言うわけにはいかなかった。

そこで、今度は大人用のオムツに目をつけた、最近は大きなドラッグストアもあるので
なんの恥ずかしげもなくその手の商品を購入できるのだ。

これはとても効果的であった、オムツそのものに羞恥心もあり、ぎりぎりのミニスカートでの
行為は放尿した瞬間その場でへたり込んでしまいそうなくらいの快楽を感じた。

その日もお決まりの駅を出てすぐの松坂屋ストアのトイレへと急ぐ蛍子。
その間もオムツはみっちりと吸収した尿で重くなり今にもスカートからはみ出しそうだ。

だが、いつもは人気のないその女子トイレにその日に限って人がいた、すぐにでも自慰行為に移りたい
蛍子は少々狼狽したがそのまま出ていくわけにもいかず化粧を直すフリをした。

と、後ろにその人が鏡ごしに声をかけてきた。
見れば長髪の美しい、肌の白いまだ20代なかばの女性である。

「毎日・・・毎日私もあの列車に乗ってるのよ・・・」

薄い微笑を浮かべるその美女に蛍子は全てを見透かされている事に気づき蒼白になった。

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