序章1

校庭の昼休憩、皆グラウンドに出て遊んだり教室で談話に花を咲かせる時間である。

その時間ともよは一人、人気のないプールのある方へ歩いていた

プールの脇に更衣室とトイレがあるがプール開きしていないこの季節は誰も使用
できないようカギがかかっている

ともよはそれを確認するとこっそり裏にまわる。
トイレの裏の窓が壊れて開いていた。
ともよはそれを知っていたらしく慣れた手つきで
隙間から中へと入っていく
中は冷えたコンクリートのにおいとアンモニア臭が
漂い、窓の隙間からのみ光が差し込む薄暗さだ。

「もうこんなに・・・」
ともよのスカートはすでに中から押し出される欲望によって
激しい起ち上がりを見せていた。

同級生の少女達の短いスカートからのぞく健康的な足や
何気ないしぐさに、なにか胸の奥からこみあげてくるような
感覚を覚えるようになっていたともよは、それが性欲
というものであることに気づいてはいなかった。

ただ、こうして昼放課毎に「抜き」にこないと授業中でも激しく勃起してしまい
もはや隠し通せなくなりつつあったのだ。

いそいそとパンティを下ろすと前置きもなく激しく固くなったペニスを
しごきはじめる。
ギュチギュチッ! 「あっあああっ!キモチイイッ!」ギュチュッギュッチィィィ!
強く握れば握るほど、快感が押し上げられるためともよは限界まで
握り締め扱き続ける。
「あはぁっ、あはぁっ!!」

薄暗い中の鏡のともよと不意に視線が合う。
それは今まで見たこともないような淫靡な表情を浮かべる少女だった
ともよはそれを見てさらに興奮しさらに動きの速さが増す。

「あっああっ・・もう・・出てしまいますっ!さくらちゃん!さくらちゃぁん!」
ぶっ!ぶびゅっ!びゅるびゅる!びゅーっ!

まるで放尿でもするようにともよの握る肉棒から精液が放出される。
びちっ!びちゃっ!

使われなくなったトイレの便器に真っ白な液体がところせましと浴びせられる。
背筋を激しい快楽と脱力感が襲い、ともよは射精をしながらふらふらと冷たい壁に
倒れかかる。
「はぁっ・・はぁ・・」
ぶっびゅっ・・ぼたっ・・ぼたたっ。
乱暴な行為で赤黒く変色したそれは、すでに力を失いだらりとたれさがり
それでもなお、液を少量放出しつつ収束していくようだった。
余韻にひたり、放心した表情でぼんやり天井を眺めていたともよだが、
すぐにいつもの顔にもどりいそいそと身支度を整えなにごともなかったように、
慎重に周りを伺いトイレから出てくる。

すでに放課も5分ほどを残すのみとなっており、ともよは人の目を気にしつつ
早歩きで教室へと遠回りで帰っていった。

しばらくしてガタッ・・ と音がしたかと思うと先ほどともよの入っていたトイレの
道具入れのある扉が半開きになり、中からこれまた回りをうかがうようにナオコが出てきた。

「ふふっ・・ともよちゃんったらこんなとこで一人で楽しんでいたのね・・。」
といいながらナオコも何をしていたのか、べとべとの手をハンカチで拭きながら
デジタルカメラをしきりに操作している。

「ともよちゃん・・・これからよ、これからもっと気持ちよくて楽しいことが始まるの」
とひとり誰に語るでもなく、微笑みながらナオコは放課の終わるチャイムとともに
走って教室へと戻っていった。

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