ー闇の王女ー
コツコツコツコツ・・・・・
大理石でできた薄暗い宮殿を一人の影が歩いている。
その大きな回廊は本来なら数百人の兵隊たちが行進できる
ほど広いのだが、いまそこに歩いているのはたった一人の女だけだ。
すさまじいほどの美女。
どこもかしこもはちきれんばかりのプロポーションの体を
ブラックのレザーの服で見事に装飾している。
髪は流れるような金髪で白い肌と黒いレザーでまるで神話の女神のようだ。
・・・・・だが彼女は女神ではない。
頭の上には金色に輝く見事なまでの角が生えている。
そう、そして燃えるような真紅の瞳がなによりの証、彼女は生粋の魔族なのだ。
そして彼女の向かう先、魔族の女王であるブレアマチックの宮殿の最深部。
今までの大理石からうってかわってアラバスター作りの最深部は壮大な深みと
広がりを感じさせる。
ピラミッドを思わせる階段の最上部、金色に輝く玉座に女王ブレアマチックがけだるそうな
顔をうつむかせて座っていた。
まだ若く10代の顔つきだ。
漆黒の黒髪を床にまでおとし王の明かしである紫のガウンはだらしなくはだけている。
そこから覗く抜けるような白い肌、ほとんど隠せていないそのレザーの着衣からこぼれそうな乳房に腰・・顔つきこそ10代だがプロポーションは別の話だ。
高貴で端整のとれた顔との対比で普通の人間ならそのチャームには耐えられないだろう。
王冠に彩られた角は4本美しい金色でまるで装飾品の一部のようでもある。
階段の下で彼女がひざまずいたのを確認して、その真っ赤で小さな果実のような口から
言葉が発せられた。
「よく来たね、ライネック将軍・・」
「はっ、五雷鎖将軍が一人ライネック参上いたしました」
女王はライネックのほうを見ないで話をはじめた。
「そうその五雷鎖将軍・・・五人の我が優秀なしもべ達・・・君はもう言わなくてもわかってるんだろう?
この魔界の治安を守る任務にあたっている君ならば。」
「・・・・はっ・・ライラライラ将軍のことでございますね」
苦々しい顔になったライネックがうめくように言う。
「もう彼女は将軍ではないよ。 すでに魔族としても資格を失ってもいる・・・なにしろ人間と契りを交わして
しまったのだからね・・・信じられないことだが。」
「ライラライラ将・・は先の人間界攻略任務の際、どうしてだか攻撃命令を拒否・・それどころか先発隊を
全滅させ明らかなる謀反行為にて現在は指名手配中であります」
「それはわかっているよ・・・。 で捕まえたのかい?」
「う・・それが今だ・・・といいますのもヤツのベアルドは五鎖将軍中でも最大の・・・」
「そんなことはわかっているよ!!」
女王は怒りをあらわに立ちあがった。
「ライラはおきにいりだった、強くそして美しい。いずれは我が伴侶にすら考えていたほどに。
それが何故?何故人間?あんなはかない存在あんな小さな存在・・あんな愚かな存在!!」
「気…気をお静めください・・陛下。それも現在の調査で多少のこともわかっております」
「ほう?」 ブレアマチックの瞳が好機の色に変わる。
「やつめが契りを交わした人間はすでに判明しております<早見坂 麗美子>人間の女ですが
我々の血を多少なりとも受け継いでるのか両性具有者であります。」
「で、なにか特別な部分は?」
「そ・・・それが皆目・・まったく他の人間と変わるものはありません、目下のところは・・ですが」
「ふ・・そんな情報は情報とはいわないんだよ、言わないんだよ」
女王の瞳がまた怒りに染まる。
「へ、陛下なにとぞ・・時間を。 すでにライサンダー将軍と配下が向かっております。必ずや奴めを捕らえ、その訳も全て白日の元へと!」
「・・・・ま、いいでしょう。しかしこの怒り・・・ここに集まっている・・・君でいい処理してくれないかな?」
その立ちあがった姿勢のままガウンの隙間から覗くすさまじい巨根・・・すでに自分の視界にすら
入るほど固く立ちあがったそのペニスは美しい白い肌とはまったく対象的に赤黒くそしてグロテスクでもあった。
ライネックはその言葉とその姿を見るなり先ほどの厳しい表情は解け、なにか物欲しそうな瞳になっていた。
「わ・・わたくしのようなものでも・・?」
「君のような無骨な戦士が乱れる様はいつ見てもいいものだよ」
すでにその言葉を聞くまでもなくライネックの腰を被っているバンドのようなレザーは
突き出される欲肉によりはちきれんばかりに起ち上がっていた。
「さぁ、とりあえず口で頼むかな」ブレアマチックはこれ見よがしに自分のペニスを上下に
しごいてライネックをさそう。
玉座の前でひざ立ちになるとライネックは熱い肉棒に口付けた。 そして次の瞬間には
赤い唇の中にゆっくりと亀頭が入っていく・・・・それは止まる事はなく明かにノドを
通り越して飲みこまれていくようだ。 ずぬぬぬっ
「うっ・・・すごいね全部スロートしたのは君が最初かな・・・」
一番奥まで飲みこむとまた同じスピードでゆっくり吐き出される。金髪で白い肌の美女が
赤黒い肉棒をくわえこんでいるだけでも充分エロチックだ。
「あっ・・・いい・・舌の動きが・・・」ライネックの口の中では上下する動き以外にも
見えない舌が激しく亀頭や尿道を責めているのだ。
ブレアマチックはライネックの口技だけですでに玉座で身体を踊らせ感じていた。
徐々に上下する唇が早くなり、ペニスの先端を短く上下する運動に変わってくる
ライネックの頭の動きが微妙に回転を加えはじめるとブレアマチックの表情が変わり
絶頂が近いことを告げているようだ。
「あ・・ふっ・・君は戦士にしておくのはおしい人材・・・だね・・くふぅ!」
ライネックはゆっくりと口からペニスを引き出すと丹念に亀頭をなめまわした
鈴口からは愛液が射精するようにとめどなくあふれ出て亀頭がてらてらと輝いている。
「光栄です・・・こんなに感じていただいて・・・もっと感じてくださいませ」
いうやいなやまた赤い唇が亀頭をのみこみ、さっきよりも激しい動きで上下し始める。
正面から二人を見るとライネックの頭だけがまるで機械のように女王の膝の中で
踊り、静かな宮殿をいやらしい音だけが支配していた。
ぎゅぷっじゅぷっじゅっじゅっ!じゅぷっじゅぷっ!
「はっ・・あぅ・・いい・・ぞ・・あうん・・もう・・もうちょっとで・・い・・」
ブレアマチックはなにかに耐える表情へと変わり、口のはたからは唾液がしたたり落ち
ライネックの激しい動きの頭の角に流れ落ちる。
口の中では肉棒が激しく痙攣し始め、その爆発をライネックに容易に予感させた。
唇の締め付けを亀頭のカリの部分に集中し今まで以上に早く激しく頭ごと上下させはじめる。
戦士として鍛えあげた首の筋肉は疲れることを知らないマシーンのように正確に動き続けた。
「ぐ・・・ふぅうっ!いっ・・・くぅん!!」
ぶっ・・・ぶぶぶっぶびゅるっどくどくっどくっ!!
ブレアマチックは玉座の上で飛び跳ねるように痙攣しライネックの口内に発射した。
激しい射精は喉の奥まで叩きつけその勢いは痛いほどで量もとどまる事を知らない。
「ぶっ・・ぶふゅる・・んごぼっ・・ごぼぼっ」
びゅちっ・・・びたた・・ぶちゅるるる・・・。
ライネックの口からはあふれ出た黄金色の精液が次から次へと零れ落ち、口から離れたあとも
ライネックの身体へと浴びせかけるように射精続ける。
「あぁ・・幸せです・・もっと・・・もっとぉお」
ライネックはその射精と同時にレザーの下で激しく自らも射精しており空ろな目は快楽におぼれていた。
もちろんブレアマチックもようやくおさまった射精の余韻に浸りながらまだ
収まらぬペニスをいとおしそうになで回していた。
「ふふ・・・収まるどころか・・・今日はパーティになりそうですね・・・。」
その行為のおかげでしばらくは怒りは収まっていそうである。