−変らない朝ー

朝、どこにでもあるような朝の高級住宅街。
その中でもかなりの面積を取るその屋敷の中で少女が目覚める・・。
朝のそろそろ起きなければならないまどろみの時間が
歌音は大好きだ。

「あん、今日もこんなに元気なっちゃってぇ・・・」
ふかふかのベッドの中でパジャマのズボンを下にずらすと朝のお約束で
硬くなったペニスがその姿を大気にさらす。
そう、歌音は両性具有なのだ。

近所の名門女子高にかよう歌音は腰までもあるロングへアーに清楚な顔立ち、
明るい性格の美少女でクラスでも優等生で人気者だ。
その反動からだろうか、歌音は一人になるとかなりのHな娘になってしまう・・。

「あふぅ、きもちいい・・」
硬くなってもまだ少し皮のかむった自分のそれをゆっくりじらすように皮ごと
愛撫し始める歌音。

「あぁ、あつぅい・・・」
しごく手の動きはそのままに、張りのいい胸をパジャマから露出させ、あいた手でその先端を
きつくつまんだり、やさしくなでたりする。

「くぅうん、くぅうん、うん・・」
仰向けだった体を何度も寝返りして胸やペニスを毛布に擦り付け感触を楽しむ。
そして布団の中であるのをいいことにおもいっきり足を開いてペニスばかりか
その下の女性器までも大気にさらし熱心にぺニスをしごきながらさらに
すっかり熱くとろけるスリットに指を進入させる。

「あひぃいっ!」
思わず声を高くしてしまうほどそこは敏感になっていて、思わずペニスの先から
先走りの透明な液をほとばしらせてしまう歌音。

「あうぅっ、こんなもう・・もうぅぅ」
びゅる、びゅっ・・ その先走りさえすでに射精するかの勢いで、もはや頂きは
時間の問題であることは明らかだ。
左足に残ったパンティーをすばやく足から抜き取るとペニスの先へと
巻きつけた、と同時にはげしくペニスをしごきだす。

にゅっ、にゅちにゅちっ、にゅっちゅ、ちゅ、ちゅっ!
激しく肉の擦れ合う音が布団の中でこもる。

「あぁっ、あぁっ!いっいくいくぅ!」
狂ったようにはげしく手を動かすと,それが訪れる・・・それは射精・・。
びゅっ、びゅるりっ!びゅばっびゅばっ!
布団の上掛けが激しく震え,歌音のペニスから大量の精液が射精される

「ひぃうっ!あひっ・・・でる出過ぎちゃうっ!」
その言葉どおりパンティーですべて受けきる予定のその白濁液は指の隙間
パンティーの布すら越してぼとぼとと真っ白なシーツにこぼれてしまう。

「あ、ぁだめぇ・・・またシーツ汚しちゃったぁぁ・・・でもでもぉぉ!」
まだ射精続けるペニスを堅く握り射精を抑制しようとするがそれが逆に
さらなる快感を呼び、とうとうパンティーのフィルターを取り去り
布団に思い切りペニスを押し付け残りの射精の余韻に浸る歌音・・・。
びゅるっ、びゅるっ・・射精が終わりゆっくり収束していくペニス・・。

ふと・・時計を見ると・・
「きゃぁぁぁ〜!ち,遅刻〜」

あわてて起きた歌音はその痴態で汚れたシーツとパンティを丸めてクローゼットに押し込んで
かくすと新しい下着をすばやく身に着け、その短すぎるスカートの制服を着、
教科書をかばんに詰め込み足早に広い屋敷の階段を駆け下りる。

「お、おはよ〜っ!」
食堂ではすでに妹である今日子が食事を済ませ学校に行こうとしている
「まぁた,寝坊?なぁにしてんだか・・・」
「う、うるさいなぁ、いいでしょナニしてようと!メルザ!食事は?」

巧みな今日子の誘導尋問にも気づかず、メイド服を着た高級アンドロイドに声をかける
「お急ぎになるかと、簡単なものを用意しておきました」

この時代アンドロイドもかなり普及したがまだ言葉のやり取りができるものは世界でも
3体ほどしかない,その一体がここにいるメルザだ。
「さすが、メルザね、いつもながら気が利くわ」

しゃべりながら、パンと牛乳を口に詰め込む歌音。

「そうそう、今日ね、麗美子さんのお客様が・・・」
という今日子の話もむなしくばたばたと玄関へ走り去ってしまう。
「ま、いいか帰ってからでも・・・」

「いってきま〜す!!!」
今日も元気な「早御坂 歌音」はこれから出会うとんでもない少女のことは
知る由もない、うららかでちょっと慌てた朝であった。

   −嵐の予感ー

私立風城学園は歌音の家から街の繁華街を抜ければすぐのところにある、
その為か、ついつい、いつもぎりぎりまで寝てしまう歌音だった。

それでも走れば、ピンチと言うこともないのでまだ余裕はある。
・・・と繁華街の中心にある公園で人だかりができているのがみえた。
ざわざわとした話し声に

「けんかぁ?朝っぱらからぁ?」
「女の子が一方的に!誰か止めろよ!」
などと無責任な台詞が聞こえる、その「女の子」に歌音は気になり時間がないのも
忘れて近づいていく。

「うるぁぁ!」ブゥン! 黒い学生服の男が当たったらかなり痛そうなパンチを
繰り出している。
「くっうっ、この・・」ブン、ブゥン! しかし一向に狙ってる相手には当たらない
すべて空振りで、シャドーボクシングでもやってるようだ。

よけているのである。

しかも紙一重で。

格闘技に少し興味がある歌音は、この学生服の男が何らかの(恐らくボクシング)格闘技
を経験しているのは見て取れた、
しかしその認識の前に目に飛び込んできたのはその相手である。

制服姿、しかも自分と同じ・・いやその前に

褐色の肌、
流れるような銀髪、
青いひとみ

どう見ても,日本人ではないその容姿、そして端正な顔立ち、
モデルのようなプロポーション。

見慣れている制服姿なのが逆に不自然なくらいだ。
短いスカートから伸びた褐色の美しい足が軽快なフットワークで,男の暴力を
踊るようにあしらっている。

よく見れば足元に同じ学生服の男が2人うずくまっている、信じられないがこの異国の少女が
何かしたとしか思えないのは、今攻撃している男の怒りで認識できた。

「女のクセに・・このっ、ちょこまかとっ」
ほかの観客にはほとんどわからないが目のイイ歌音には必要最低限でよけていることが
見えていた、どう見てもレベルが違う。異国の少女が何らかの格闘技をしかもかなりの
レベルで体得しているということだ。

「はぁっ、この・・」 目に見えて疲れが出てきた男はすでにパンチもスローになってきた。

その一瞬の隙! ひゅおっ!

スカートもまったく気にしない、まっすぐの鋭い蹴りがその男の顎を狙った。
そして蹴り上げたスピードと同じスピードで頭上をかかとが襲う。
かかと落とし・・と言うには速すぎる動作の技だった、それを確認できたのはもちろん
歌音だけだったが。

とにかく一瞬できまりその男の意識はどこか別の場所へと移って,前のめりに
派手にぶっ倒れた。

観客たちの大半はその技よりもその少女のスカートの中がひらひらと見えるのが気になっていた
ようだった、今の蹴りも見もしないではっきりと見えたその白い下着に注目していた。
異国の少女は、それをやはり気にするでもなく、その死屍累々の状況を一瞥するや、興味なさげに
学園のほうへと歩いていってしまった。

歌音はその美しいラインをえがいた蹴りを頭でリフレインしてしばらくボーッとしていたが
遠くに聞こえる学園のチャイムでハタと我に返って,青くなった。

「ひぃぃ、遅刻決定?!」
もちろんその後は全力疾走である。

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