ーこれなんですか?ー

からんからん♪

「いらっしゃいませ〜☆」
アダルトショップ・ピンクザウルスの店長 順子が明るく出迎える。

入ってきたのは、黒いワンピースのよくに合う煽情的なボディラインの
女性だ。

ここピンクザウルスはオープンなアダルトショップを目指しており
若い女性や中高生の来店も多い人気の店だ。

「何かお探しですか?」 順子はコロコロとした笑顔で話しかける。

そのズキドキの外見とは裏腹にその女性はもじもじしながら
ガラスケースの商品を指差す。

「あ、あのっ・・・ちょっとアレがみたいんです・・コ・・コン・・」

「あ、コンドームですね☆ どんなのがお好み?カレシのサイズは?」

「あ、カレシでなくて私が・・・あっあっ・・でなくて彼女も使うんだけど・・あっ」

耳まで真っ赤にしながら、もう自分でなにを言ってるのかわからない感じだ。

「ハイハイわかりましたあなたも恋人さんもフタナリさんですね☆大丈夫
 私もそうですから恥ずかしくないですよぉ」

「えっ・・あっそうなんですか・・あ、あの避妊とかじゃなくて気持ちイイのがあるとかって・・」

「うふふ、お目が高いですね、そうなんですよ最近はプレイで使われる方も多くって・・」

「ほらこんなのとか」
と言って箱から出したコンドームは二重構造になっていて所々にゴムボールが入っている

「これなんか、つけて一人でされる方もいる人気商品なんですよ」

「へ・・へぇえ」 手にとって見つめるその目は明らかな興奮が見て取れた。

「この新商品のローションを中に満たしてつければもっとイイんですよ」

と緑色の半透明のローションを手に流してすり合わせると信じられないほどの粘りを
見せて糸を引く。
「お客さん・・・ちょっと試して見ます?」

「えっ・・・えぇ?」

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